カップヌードルミュージアム 横浜
専用端末から脱却し、こだわりのデザインを表現
専用端末の運用負担から脱却
公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団
事務局 小池 昭彦 様
Q音声ガイドアプリを導入しようと思ったキッカケを教えてください。
カップヌードルミュージアムは、インスタントラーメン発祥の地・大阪府池田市と、安藤百福の “クリエイティブシンキング” を世界へ向けて発信しようと国際都市・横浜の2ヶ所で発明・発見の大切さを伝えています。
以前、大阪池田では貸出用の音声ガイド専用端末を40台ほど用意して対応していましたが、日本語対応はしておらず、外国人向けに研究小屋とシアターのみで運用していました。
そこで、専用端末を管理する必要が無い仕組みで、展示内容も含めた多言語対応をしたいということが音声ガイドアプリを検討したきっかけでした。
しかし、横浜の方が規模が大きいため、まずは横浜の方から導入してみようという事になり検討を進めました。
必要な機能をオールインワンで実現
Q音声ガイドアプリの導入にあたり、musenaviに決めた理由を教えてください。
一番安価に導入できるQRコードを使った仕組みの提案もありましたが、QRコードを展示物の近くに掲載するのは景観の面からも避けたく、デザイン的によりスマートに導入できるものを検討していました。
また、横浜ではシアター用と館内の展示解説用と、それぞれで専用端末を運用していましたが、MUSENAVIではシアター連携機能を使うことで、どちらも同じ仕組みを使い1台で対応できるという点が一番大きなメリットでした。
その他にも、様々な音声ガイドを検討した結果、費用が比較的安価に導入できる点も良かったと思います。
メンテナンスのしやすさとデザインへのこだわり
Qアプリの制作にあたり、機能面でこだわった点などありますか?
導入する上で、合成音声を作成するか、ナレーション音声を収録するかの選択肢がありましたが、コストやメンテナンスの面からも合成音声を採用できたことが大きかったです。管理画面が用意されていることもあり、メンテナンスのし易さから、ランニングコストを安く抑えられるという点も良かったです。
また、デザインの面では、基盤は同じでも見せ方を各施設ごとに変えられる事も非常に大きなメリットでした。当館は正方形のデザインにこだわりを持っていますので、それをアプリで表現でき、オリジナル色を大きく出せることはとても大きな提案でした。
利用率アップを目指して
Qアプリ導入後の効果やお客様の声はいかがですか?
貸出機での利用率は来館者の1~2%程度でしたが、音声ガイドアプリを入れたことで5~10%にしていきたいと考えています。そして、今後は紙媒体でのパンフレットは廃止していくなど、SDGsの観点からも無駄な物は極力やめていくという発想にもなってきています。
MUSENAVIは音声だけではなく、館内案内や、画像やテキストを使った解説ができるので、様々な活用方法があると思っています。
マーケティングへの活用
Q今後、アプリの展望やmusenaviに期待することなどありましたら教えてください。
利用データの分析を行い、来館者がどこで一番立ち止まっているのか、どういう所で興味を持っていただいているのかを把握することで、新しいマーケティングに活用できればと考えています。
また、今後は混雑状況を見える化するなど、ホームページも含めた活用を検討していきたいと思います。