陸上自衛隊広報センター
施設の課題であった多言語対応を音声ガイドアプリですべて解決
施設の多言語対応の手助けとして

陸上自衛隊東部方面
総監部総務部広報室広報センター
管理係長 濱田 和満 様
Q音声ガイドアプリを導入しようと思ったキッカケを教えてください。
当施設では多言語対応として日本語・英語が併記してある掲示板を設置しています。
しかし、展示エリアの問題や専門用語が多いことから日本語のみの掲示板もあり、すべて対応することは難しいです。また、海外の方が多く来館される施設ではないので、多言語対応の必要性は感じていながらも実施しづらい状況が続いていました。
そのような中、同じ陸上自衛隊の施設で北海道札幌市にある「北鎮記念館」で音声ガイドアプリが導入されたことから検討を始めることができました。
安心して運用していける仕組み
Q音声ガイドアプリの導入にあたり、MUSENAVIに決めた理由を教えてください。
選定を進める上で特に重要視したのは、システム運用にかかるコストです。
運用開始後でもアプリ内のコンテンツを施設側で変更でき修正にコストがかからないことが魅力的でした。
また、QRコードやWi-Fiを使ったほかのサービスも検討しましたが、Wi-Fiの無い館内でも安定したサービス提供ができることが当施設の運用にはあっていると思いました。
そして、北鎮記念館で既に実績があり、現地の施設で運用のイメージをつかむことができたことが決め手となり導入を決めました。
来館される方がより理解していただけるように
Qアプリの制作にあたり、機能面でこだわった点などありますか?
陸上自衛隊のことを何も知らなくても、音声ガイドアプリの説明を聴くことで容易に理解できるように、なるべく専門用語を使わずに説明をするように心がけました。同時に、展示物同士の関連性についても考慮しました。
そして、スマートフォンの画面では説明文が長いと文章を読むのが苦痛になると思い、説明文は簡潔に、代わりに音声で詳細に解説するようにしました。
また、当施設では「りっくんランド」と「振武臺記念館(しんぶだいきねんかん)」というトーンや客層が異なる施設が併設されています。
そこで一つのアプリで表現する上でカテゴリを分け、デザインに差を持たせることを意識しました。
歴史を伝える役割を果たす
Qアプリ導入後の効果やお客様の声はいかがですか?
懸念していた多言語対応が、館内案内も含めて来館される方のスマートフォンですべて解決することができて良かったと思っています。
振武臺記念館は歴史のある建物であるため、掲示板が設置しずらく既存の物だけでは展示物の説明がしきれていませんでした。
その課題を音声ガイドアプリで補完することができました。
ニーズを把握し自衛隊にもっと興味をもってもらえるように
Q今後、アプリの展望やMUSENAVIに期待することなどありましたら教えてください。
自衛隊に興味、関心を持っていただけるようなコンテンツを増やしていきたいです。
そのためにはニーズの把握や明確なコンセプトが必要になりますが、音声ガイドアプリのできる範囲の中で逐次実施していき、ニーズを把握していきたいと思っています。
また、展示物の写真についても来館者から公募して使用することができれば、一方通行ではなく双方向性のあるコンテンツとして興味をもっていただけると思っています。